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第10回ワークショプ活動報告HEADLINE

6月9日日曜に開催したワークショップ
「教えて!学校に行きたがらない子への関わり方」の報告です。


手順                  
ファシリテーター 上田 恵子


@子どもの1年間の生活とストレスチェック
・学校の環境・子どもの状態・家庭環境・・・それぞれにおいて、1年間にどのようなストレスがかかるのかをストレスチェック表を使って把握した。
A講 義 (後藤先生)
・ストレスを受けやすい子の傾向、ストレスのもと、ストレスの意味についてわかりやすく解説した。
・グループに分かれて、子どもがどのようなストレスを受けているのか話し合い、その対応についての質問を受け、
講師から具体的なアドヴァイスをした。
B進学進路情報と勉強方法 (手塚先生)
・公立・私立高校の多様化・個性化する進路について資料をもとに詳しく説明し、学校に行きたがらない子にとって受験しやすい学校、
また高校に入ってからも通いやすい学校などの情報も提供した。
・進路決定のポイント、進路先別の勉強方法、親としてできることを助言した。

感想
 ゆずり葉のワークショップで進学進路を取り上げるのは3回目となりますが、今回も19名とたくさんの方にご参加いただき、関心の高さを改めて感じました。さまざまなストレスにさらされている子どもの状況を理解して、
その対処法を見つけ出してあげること。そしていろんな選択肢がある今の時代において、
子どもが心身ともに健康で、幸せでいられるような道を子どもといっしょに探していくことが大事なのだと思いました。
   


感想                           スタッフ 堀田美也子     
今回のワークショップもとても興味深いお話でした。
後藤先生からは、子どもが受けているストレスの話をうかがい、しくみがわかれば誰でもできる対処の方法を学ばせていただきました。
昔の子どもは、相手が何を考えているかより自分がまず楽しむことを優先していた(ストレス少)・・・
今の子どもは、他の人の気持ちや考えを先回りして予想したり、情報の過多で脳の中で思考を使い過ぎていて、
感覚で感じることが少ない(ストレス多)・・・「若者よ、考えるな!感じろ!」 目からウロコですね。
手塚先生からは、複雑でわかりにくい多種類の高校のメリットとデメリットをそれぞれ教えていただきました。
その高校に入れるから入るのではなく、果たして3年間通い続けられるかが大事。
まずどんな高校生活を送りたいかイメージを持つこと、そして、本人を説明会に行かせることが大事とのこと。
大人より子どもの方が嗅覚が鋭いとは、納得です。
後藤先生、手塚先生本当にありがとうございました。次回も楽しみにしております。


感想 「ほめる」ということ             スタッフ 松本 留美

 私が教職についた頃、「ゆとり教育」が華々しく施行された。
学校教育において大切なのは「個性の尊重」であり、子どもは「ほめてのばせ」とことあるごとに講義を受けた。
叱られることに比べて、ほめられることによる害がないこともあり、私は「ほめること」に躍起になった。
それは母親になっても続き、ほめること、特に「結果ではなく過程をほめる」というのは、私の子育ての基礎基本であり、夫にもそれを強要した。
 しかしある日、成長した子ども達が「父親にほめられても全然喜んでいない」ことに気が付いた。
夫のものの言い方が「なんとなく」むかつくのだ。
それは私にも感じられ、「がんばったね」と言われても、なんだか馬鹿にされたような見下されたような、奇妙な後味の悪さが残った。
いったいこの違和感はなんだろう?「ほめる」「ほめられる」とはどういうことだろう?
実は、ずっともやもやしていたこの問題が、今回のワークショップでスッキリと晴れた。
手塚先生が「結果ではなく過程をほめましょう。」と言ったのに対して、後藤先生が「自然な姿、ありのままをほめましょう。」とおっしゃったからだ。
 学校現場だけでなく、社会のありとあらゆる場面で私たちは、常に評価にさらされている。
結果だろうが過程だろうが、誰かから「それは○」「それは×」と評価される。
過程をほめる言葉だといわれる、「よくがんばったね」という言葉も「評価」だ。
「がんばったことが○」であり、「がんばらなかったら○ではない」から。
人間がマシーンでない限り、「×」と評価されるのもつらいし、「○」と評価されるために頑張り続けるのもいつか限界がやってくるだろう。
 だから、せめて家庭では、評価から離れよう、と後藤先生はおっしゃった。
それが「自然な姿、ありのままをほめる」ということだと思う。



アンケート集計結果 回収19名

参加者内訳  母16名、父1名、支援者2名、ゲストスピーカー1名、スタッフ5名  計25
       ( 中学生を持つ親 11名、高校生を持つ親 2名、小学生を持つ親 5名・・・複数回答)

(参加者の感想)自由記述
・高校の進路情報がわかってよかった。どんな状況でもなんとかなるだろうと思えて安心した。

・進学について不安があったので、いろいろな話が聞けて安心できたように思います。

・大変参考になりました。また個別にお聞きしたいと思います。

・会場に入ったときに、自分の他にもこれだけの方が同じ立場にいらっしゃると思っただけで、とても心強かったです。

 先生方のお話もとても楽しく、情報とエネルギーをいただきました。

・とても勉強になりました。

・進路のことが一番気になっていたのですが、選択肢がいろいろあることがわかったので良かったです。

・地域の中の相談室(ゆずり葉)のワークショップを地域の人たちと共有できた、というのが他にはなく、とてもよかったです。笑いあり!!!

・親同士の交流もでき、とても良かったです。

 

(今後ワークショップで取り上げてほしいこと)

・どこまで(どうやって)見守って、どこまで(どうやって)指導していくか。どこまであまやかしてよいか。

・児童心理、居場所探し、サポートセンターについて。

・自宅での勉強の仕方などを教えてほしいです。

・進学が心配なので、情報がほしいです。

 

1.今回の参加は何回目ですか?
  初めて    13
  2回目     4
  3回目以上   2

2.
 ワークショップに参加していかがでしたか?(複数回答可)
  参加できてよかった         17
  リラックスして参加できた      10
  少し緊張して疲れた          0
  グループワークがよかった       1

3.
 ゲストスピーカーさんのお話は参考になりましたか?
 とても参考になった          17  無回答 2

(具体的に何が参考になりましたか?)
・色々な高校がある事がわかった。

・いろいろな選択肢のあることがわかった。

・定時制・通信制の具体的な内容がよくわかり、安心できました。

・生きた情報が得られた。

・受験は直接関係がなかったが、親の姿勢を学ばせて頂きました。

・高校進学の話。

・進路の選択肢が広がった。

・県教育委員会はどの学校も公立受験は欠席日数は問わないと説明していますが・・・。


4.
 心理士のお話は参考になりましたか
 とても参考になった    17  無回答 2
(具体的に何が参考になりましたか?)
・子どものストレスの多さ

・ストレスBOXについて

・ほめ方について

・有益と思うお話は何度伺っても良いです!

・子どもへの接し方。

・ストレスの発散や話を聴くこと。

・心のエネルギーをためること、学校には理論的に伝えること。

・子どもの話を聴くには3時間を覚悟!

・傾聴について。


5.
 参加人数はいかがでしたか?
 ちょうどよい 19

6.
 今後参加してみたい内容はどれですか?
 ワークショップ         12
 教育心理セミナー        10
 子育てセミナー          5
 講演会              8
 不登校の親の会         10
 グループカウンセリング      6
 ゆずり葉のカウンセリング     6

7. このワークショップをどちらでお知りになりましたか?
広報うらやす 2   ニューファミリー新聞 0  市川よみうり新聞 0  浦安新聞 2  情報誌サークル 0 
情報誌ティータイム 0  情報誌スクエア 0  情報誌すまいる 1  美浜公民館 0  日の出公民館 0
高洲公民館 0  富岡公民館 0  当代島公民館 0  中央公民館 0   堀江公民館 0   
市民活動センター 0  Wave101 1   ゆずり葉からの郵便物 4   知人からの紹介 1    その他6


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